ここから始まる仲間地(なかまち)づくり~鳥羽なかまちヒストリア
まちの最小単位はひと。ひとが繋がればまちができる!
かどや保存会の立ち上げがきっかけで活動がスタートした『鳥羽なかまち会』.そこには「かどやだけでは何にもならない。もっと通りに賑わいを」と言うメンバーの思いがありました。
小さい頃から育ったまち。地元の商店も残っている。「かどやの次に行くところを作りたい。」近くの商店に一軒一軒声をかけ回って店主さんに集まっていただき、まちの為に話し合いをはじめました。『鳥羽なかまち会』の発足です。
『鳥羽三丁目から四丁目にかけて、昭和の街並みを残す鳥羽なかまちの活性化を願い、会員はもとより観光客も、市民も、わくわくするような日常空間形成を目的とする!』そんなスローガンを掲げて活動スタートしました!
【なかまちの意味】
中町であり、仲間地であり、仲間知。途切れがちになってしまったご近所さんとの繋がりやお店同士の繋がりを再構築し、仲間作りの場として、まち全体を盛り上げていく。ゆくゆくは鳥羽駅までの中の道沿いを繋げたいという想いが込められています。
【コンセプトとシンボルマーク】
昭和には、鳥羽の台所と呼ばれたことから『昭和な鳥羽の台所』。ロゴマークは『かまど』。店の軒先などに吊るされた『オレンジかまど』の吊り旗が目印です。
鳥羽なかまち会活動スタート
◆自分たちが慣れ親しんだ街並み・お店や商店・店主。あらためてなかまちを見回してみると個性的で、魅力あふれる人や物、サービスがいっぱい!なかまちはもともと商店街のつながりや各店舗の横のつながりなども少ない地区でした。だからこそなのか?各店舗が、それぞれ特徴のある商品やお店づくりを独自で展開していたのです。これは、ここなかまちにしかない魅力!『宝もの』かもしれない。みんなにこの魅力を伝えたい!なかまち会が動き始めました。
◆ 町を巡る地図を作ろう!『よりみちマップ』作成のスタートです。
さっそく『トンガリ商品』と『人の顔』をテーマにマップを作成。顔写真があることでお客さんも身近にになれる・・観光で訪れる皆さん、市外はもちろん市内の人にも新たな発見になる!まずは鳥羽の人に楽しんでもらいたい!昔から変わらない姿をいろんな人に見てもらいたい。そんな思いから完成にこぎつけました。
なかまちマーケットを開催!そしてこれからの鳥羽なかまち!
◆なかまちメンバーの自己活性
月1回のなかまち会議で各店舗の取り組みを発表。情報共有と個々が切磋琢磨して自己活性を促します。
◆なかまちマーケット2ヶ月に1回の開催
・なかまちの賑わい作りと事業発表を兼ねた住民参加型マーケット
・店舗オリジナルメニューや物産販売、昼下がりコンサートを開催
・地域内外の住民や観光客との交流
その日限定のお弁当の販売やスイーツ、雑貨の販売が行われます。 また、地酒の試飲、陶芸、指文字、法話会、コンサートなど様々なイベントも催されます。
≫≫≫≫≫鳥羽なかまちマーケット
◆空き家調査と活用
空き家を自分たちで清掃やリノベーションして、店舗として活用!今後、出店や定住に繋げたい。
生活の一部に『なかまち』があれば!との思いから、空き家対策や定住促進の活動も行っております。
今後3年以内に新規3店舗オープンを目指しています。
鳥羽なかまちのあゆみ
平成18年 | 『大庄屋 かどや』登録有形文化財に指定 |
平成24年7月 | 「かどや保存会準備会」に参加 |
平成25年5月 | 『大庄屋 かどや』オープン |
平成26年11月 | 鳥羽なかまち会発足 |
平成28年6月 | 合同会社 NAKAMACHI 設立 |
鳥羽なかまち会 会長 佐藤創